弊社では、国産メーカーならではの信頼を基本に多品種小ロット時代に適した金型制作や成形加工を目指しております。
金型とは、プラスチック製品を作る上で最も重要な役割を果たしています。なぜなら必要とする製品の内容に合わせてその度に金型が製作されるからです。
同じ用途・同じ形状のプラスチック製品を作ろうと思っても、「金型の設計・製作方法」を変えるだけで、「金型費用・製品の品質・量産体制」など様々な点で異なってきます。
例えば、長い期間にわたってたくさんの数を量産しようとするなら耐久性のある金型に、生産できる数量を増やしたいなら一度に多数個取れるような金型設計にする必要があります。
弊社では、お客様のニーズに合った製品設計をご提案させて頂いております。
プラスチック成形にはいくつかの成形方法がありますが、弊社では最も一般的な射出成形を主に行っております。
射出成形とは樹脂成形法の一つで、加熱溶融状態の樹脂を高圧で射出し製品形状に沿った空間(キャビティ)を空けている金型に充てんします。そのうえで金型内で樹脂が冷やしある程度固化したところで金型を開いて製品を取り出す方法です。
(型閉じ→樹脂射出→保圧・冷却→型開き→製品取り出し)
弊社商品への印刷方法は、大きく分けて5つに分類する事が出来ます。
この印刷方法を利用しお客様のご要望に応じたデザインを印刷する事が可能となります。
ナイロン製のメッシュを版にして印刷するもので、メッシュの上からインクを塗布する印刷方法です。印刷はインクを盛る形になりますのでインクの塗膜が厚い分、濃い色の成形品に印刷しても色が負けにくく、色の再現性が高いです。
版上に供給されたインクをパッドと呼ばれる柔らかいラバー製の当て物で拾い、製品に押し当てることで印字を行う印刷方法です。平面はもちろん、二次・三次曲面にも印刷ができ、凹部の内面にも印刷ができます。また繊細な図柄の印刷にも適しています。
治具に製品を固定し、箔を挟み込んだ状態で上から加熱した版によりプレスします。箔はフィルム層・色材層・接着層からなり、版からの加熱・加圧によりフィルム層から色材・接着層のみが剥離し製品に転写される印刷方法です。特にゴールドやシルバーなどの質感を表現するのに適しています。
印刷したプラスチックフィルムを加熱したゴムローラーまたはゴム板で成形品に押し当てることにより、成形品の表面に印刷する方法です。またインモールド(型内転写)と呼ばれるような、金型内に直接フィルムを送り込み、溶かした樹脂を流し込むことにより、成形と印刷が同時に行われるような方法もあります。
版づくりの工程がなく、デジタルデータを直接、印刷機を通して成形品へ印刷する方法です。 原稿データをダイレクトに印刷するため、スピィーディーかつ抵コストが実現可能となり特にフルカラーのデザインを小ロットで印刷するのに適しています。
プラスチック板加工とは、大きく分けると以下の4つの加工方法と3つの素材に分かれます。この加工方法と素材の特徴を利用しお客様のご要望に応じた製品を製作する事が可能となります。
1.比重 | 1.2 |
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2.サイズ | 1100×1300 1000×2000 915×1830 |
3.加工 | レーザー・ルーター・彫刻加工が可能。磨き仕上げが可能 |
押出板 | 一般雑貨向き(看板・ディスプレイ等)価格はキャスト板より安価。キャスト板に比べて色板の種類が少ない、板誤差が少ない |
キャスト板 | 押出板に比べて板が硬く切削加工に向いている。押出板に比べて価格が高い(約1.5~2倍)押出板に比べて色板の種類が豊富、板誤差が多い |
1.比重 | 1.27~1.34 |
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2.サイズ | 板厚0.2~0.8㎜:670×1460(セル判) 板厚0.5㎜以下 :800×1100(L判) 板厚1.0~5.0㎜:910×1820 1000×2000 |
3.加工 | 型抜きが可能。レーザー加工や磨き仕上げが出来ない。 |
A-PET | 接着が出来ない板、G-PETに比べ安価 |
G-PET | 接着加工が可能な板 |
1.比重 | 1.4 |
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2.サイズ | 板厚0.1~0.8㎜:670×1460(セル判) 板厚1.0~5.0㎜:910×1820 1000×2000 |
3.加工 | シャーリング・パネルソー・型抜き等 |
加工面ではアクリル板とほぼ同様に加工可能となります。 価格面では、アクリル板より更に安価となりますが、透明性・耐熱性・耐候性についてはアクリル板の方が優れています。 |
プラスチックシート加工とは、大きく分けると以下の3つの加工方法と素材に分かれます。
この加工方法と素材の特徴を利用しお客様のご要望に応じた製品を製作する事が可能となります。
PP | ヒンジ特性がある。(素材に柔軟性があり折り曲げやすい) |
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PET | 透明性が良い。(少しキズつきやすい) |
PVC | 加工性が良い。(印刷・抜き・貼り加工がしやすい) |
シルク印刷 | 一般的によく使われる印刷方法です。色の掛け合わせが出来ません。 |
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ホットスタンプ | 社名やロゴ、イラストなど、ちょっとしたワンポイントの印刷に適します。 |
オフセット印刷 | 精度が高く、細かい部分まで印刷が可能です。色の掛け合わせが出来ます。 |
グラビア印刷 | ロットが大きい場合、シルク印刷より安価になります。 |